「債務整理」という言葉は、誰でも聞いたことがあるかと思います。
この「債務整理」には、いくつかの方法があります。
今日は、「任意整理」について少し。
これは、消費者金融、カード会社等から取り寄せた取引履歴を法定利息に引き直し計算し、
① 残額がの残れば、その後の返済方法を各会社と交渉し、返済していく
② 過払い利息(過去の利息が18%超えの場合)が、残債務額を超え存在している場合は、過払い金の返還を請求していく。
③ 法定利息内での取引の場合は、基本将来利息カットで支払っていける内容(期間・返済額)で各会社と和解し、約定通り支払っていく。
という方法です。
過去に借りていたときの利息が高かった場合は、残債務が大幅に減ったり、逆に取り戻せる過払い金がある場合もあります。
借りていたときの利息が、法定利息(18%以下)の場合でも、債権者との交渉によっては、将来の利息をカットし、返済期間を長く、月々の返済額を減らして最後まで支払える条件で任意整理できる場合も少なくありません。
返済している額の内訳としては、債務額が大きい場合は半分以上が「利息」という状態もよく見受けられます。
これでは、完済するまで相当長い年月がかかりますし、合計支払額はかなりの額になります。 利息がつかなければ、支払った分がすべて元金に充当されますので、完済が早くなります。
よって、将来利息のカットは債務者にとっては、大きな意味を持つのです。
大阪の女性司法書士 まえかわでした。