選択は自己破産だけではありません。

ご依頼者の中には、当司法書士事務所にご相談に来られる前に、弁護士会やその他の団体などの無料相談を受けてこられた方もいらっしゃいます。

その内容で驚きなのは、ろくにきちんと話を聞かず、どう生活費に使っているか、家族構成、今後の生活・収入の変化など様々な情報を引き出すことなく、「自己破産しかありませんね。」と言われたいうのです。

債権者の中には、過去に法定利息を越えた利息で貸し付けている会社も含まれているのに、その取引内容も分からずどうして自己破産と決まってしまうのか、しかも対応者は、専門家であるはずなのにそんな無責任な対応をしていいのかと信じられません。

借金整理の方法は自己破産だけではありません。

他にも選択肢があり、生活や収入の状態によっては他の債務整理の手段を選ぶほうがいい場合もあります。

何よりも、本人の意思が重要です。

選択肢があるにも関わらず知らずにその手続きにするか、知った上でその方法を選ぶかでは結果は同じでも全く違うのです。

ご相談者もきちんとした専門家(司法書士・弁護士)のいる事務所を見つけて相談されることを願います。

Filed under: 過払い・債務整理のご相談 — yurioffice 8:11 PM  Comments (0)

夫の借金の整理は妻にはできない

以前、自己破産手続きをした方は、ご主人には秘密で破産されました。

カードなど作って借金をしていることがバレると管理責任を問われ、言葉の暴力などが続くのに耐えられないと。

お話を伺うと、ご本人だけではなくご主人も昔は相当借りていて完済した借金も数知れず。

相当な額の過払いがでているだろうとお伝えしても、夫に過払い請求したらいい などと言うこともできない関係とのこと。

昔人間で亭主関白。女の言うことには耳を貸さない。

でも、妻が借金したのは生活費不足のため、妻が自己破産したのは夫の無駄遣いのため。

夫が過払い請求をしたら、破産せずにすんだかもしれないし、今から取り戻したら老後の生活費はかなり楽になるのに…

と、ご本人の苦労を想像するとやり場のない怒りがこみ上げます。 今も引退した夫は家で主夫。

ご本人は昼も夜も働きずめ。

こんなんで本当にいいのでしょうか?

でも、どうしようもないんです。

ご本人が決めることだから。 ご本人の意思を尊重するしかありません。

体だけが心配です。無理しないで欲しいです。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 6:54 PM  Comments (0)

任意整理のために家計表をきちんとつける

多重債務でやりくりが大変なとき、まずしなければいけないことは「家計表をつける」こと。

これもただ単に使ったお金を記入していくだけではなく、必ず合計額を算出し、月ごとの収入とのバランスを比べながら返済可能額を自分で考えてみます。

家計表を見てみて明らかに使いすぎである項目などが見つかればそこを抑えたり別の方法を考えて返済に充てる。

例えば、携帯代。

子供に自由にもたせていてパケットなども使用して高額な請求になっている。

特に男性については、会社員であるのに会社経費で出されるべき通信費などを自分の個人の携帯で使用してしまっている。

高額な生命保険に加入して月々の保険の支払いがかなり高くなっている。

など。

必ず必要な生活費以外の部分で削れるところから削っていく。

自分を甘やかせない決断が大切です。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 6:49 PM  Comments (0)

ご夫婦で債務整理のご相談2

ご夫婦で借金のご相談に来られる場合があります。

ご夫婦がそれぞれ別々にカードでキャッシングをしたりしている場合もあれば、どちらか片方だけが借金している場合もあります。

どちらにしても、家計をどのように成り立たせているかが重要なポイントです。

基本的にはご主人の収入を奥さまに任せて、ご主人は小遣いの範囲で自由に使う場合でも、小遣いが足りなくなった場合に消費者金融のキャッシングを利用したり、その返済をするために他の借金をして借りたお金で返す自転車操業に陥っている場合があります。

総量規制の影響で新たな借り入れが難しくなり、自転車操業さえもできない状況になったら今後は家族ごと、家計ごとに見直していかなくてはなりません。

詳しい家計表を作成してみて、無駄使いをしている部分を改め返済に回すためには、同居の家族の協力が必要です。

家族が一丸となって一日も早く借金を完済し、安心できる日が来るようにできれば一番です。

Filed under: 過払い・債務整理のご相談 — yurioffice 12:06 AM  Comments (0)

過払い請求は成功報酬

当司法書士事務所では、過払い請求についての司法書士報酬は成功報酬型となっております。

報酬額は、戻ってきた額の20%(消費税別)。※訴訟になった場合(140万円以下の訴訟代理)のみ25%

なお、訴訟になった場合の実費はかかります。

万が一過払い金が戻って来なかったときは、実費(3,000円)のみとなります。

過払い請求をするかどうか、あるいは長年払ってきて債務が残っているかどうか不明な場合は、取引履歴の取寄せのみも承ります。(1社につき3000円)

ご相談のご予約は、問い合わせフォーム又はお電話よりご連絡お願いいたします。

Filed under: 過払い請求の費用 — yurioffice 10:43 AM  Comments (0)

ご夫婦での債務整理についてのご相談

明日、ご夫婦で債務整理のご相談のご予約を頂いております。

ご主人の借金ですが、家計は奥さまご担当ですので、結局は家計の内容が分からないと債務の整理方法が確定できないため、奥さまもご一緒に来て頂くことになりました。

財布がまったく別でない限り、どうしても家計を握っている方のお話を聞く必要があります。

家族みんなで解決していく方法を決めた方がいいという理由もございますし、ご夫婦・あるいは家計同一のご家族でのご相談がベストです。

Filed under: 過払い・債務整理のご相談 — yurioffice 3:56 PM  Comments (0)

ご主人の借金について

以前債務整理をご依頼頂いて、結果過払いが戻ってきたご依頼者がご主人の借金について相談したいとのことでお話をお伺いしていました。

ところがなかなか時間が合わずそのまま数ヶ月連絡がないまま経ってしまったのですが、ふとどうされたか気になってお電話入れたところ、そのままにしていらっしゃるご様子です。

伺ったお話から推測するに、ご主人のほうも残債務はなくなり過払いが戻ってくる可能性がかなり高い。

それでもご本人がアクションを起こすつもりがなければ仕方ないのですが、奥さんも他の債務があるのでできれば過払い金を他の債務の返済に回せればいいのですが・・・

一番気に係るのは、生活が楽ではないのに、返済する必要のない借金をずっと払い続けていることです。

しかも、払っても元金はあまり減りません。

なんとか奥さまやお子様のためにも、ご主人にもご理解頂ければなと思います。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 6:28 PM  Comments (0)

自転車操業ができなくなった

総量規制の影響で、借り入れが難しくなった方は相当な数に上ります。

今までは、借金により別の借金を埋め合わせてきたけど、新たな借り入れができなくなってどうしようもなくなってしまうケースが多発しています。

多重債務者の方の中には、上記のような借金や返済を繰り返してきて、自分の返済可能金額をまったく理解していない方もたまにいらっしゃいます。

新たな借り入れができなくなって初めて債務額がとても返せない額であると気づくのです。

もちろんご本人にも落ち度がないとは言えませんが、これまで貸し過ぎても当たり前だった状況をここまで見過ごしてきた国の責任は重大です。

今回の総量規制は、吉とでるか凶とでるか・・・

多重債務者の中でヤミ金に手を出すかもしれないと思っている方が多いというアンケート結果。

ヤミ金より借りる前に必ず司法書士などの専門家にご相談ください。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 8:00 PM  Comments (0)

一週間が終わり・・・

一週間が終わりました。

この一週間で一番のニュースは武富士の会社更生法適用申請の件でしょう。

これによって過払い債権者の被害は相当なものになるはずです。

司法書士や弁護士にとっても大きな影響があります。

いったいどれぐらいの割合で過払い金が返還されるのか?

どこか強力なスポンサーがつくなりして、できるだけ多く返還されることを願いますが、情報を見る度に不安材料しかなくますます不安になります( ̄ー ̄;

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 10:36 PM  Comments (0)