過払い請求のご依頼者の気持ちを考える

過払い金の返還請求の依頼をうけ、業務を行っていて思うことがあります。

それは、その依頼者の考え方はそれぞれみんな違うということです。
当たり前のことですが、一番重要な点です。

依頼者によっては、過払いした元金だけ取り戻せたらそれでいい。困ったときに貸してくれただからそこまで争う気はない。と考える。
別の方は、 時間がかかっても取れる可能性があるなら最後まで争う。 という考えをお持ちの方。

色々な考えがありますが、当事務所ではご本人の意思を尊重します。
和解の提案があればその額や入金日を持ち帰り、ご本人に確認した上で決めていきます。

法律事務所・司法書士事務所によれば、業者ごとに一定の基準を定め、和解額をある程度決めているところもあります。
(特に大手の事務所であればこの傾向にあります)
逆に、和解は一切せず、主に判決で決着をする事務所も色々です。

ただし、必ずしも判決による解決がその依頼者の望んでいる方法か? と言えばそうとも言えません。
事情があり、多少額が少なくなっても早い解決を望む方、また業者の法的整理の可能性など考えた早期の解決を望む方もおられます。

もちろん、納得できない条件で和解する必要はありません。
ご本人が最後まで争う気持ちであれば、あらゆる可能性をお知らせした上で一緒に頑張っていきます。

和解条件が他のケースに比べてよいものが提案されたとしても、それがご依頼者の望む内容でなければ意味がないのです。
たまに、業者とご依頼者との板挟みで「う~む・・・」となることもありますが、それでもご本人が納得できる内容を引き出すため頑張るしかありません。

大阪の悠里司法書士事務所 女性司法書士 まえかわでした。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 4:43 PM
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