過払い請求をどの司法書士・弁護士に頼むか

過払い利息の返還請求をしようとするとき、自分でする以外では、司法書士や弁護士に頼むことになると思います。

その時にどの司法書士・弁護士に頼むかというのは、あまり差がないように思われるかもしれませんが、大きな差がでることがあります。

まず、報酬についてですが、これについてはその事務所によって様々です。

成功報酬型の報酬設定であっても、別途期日ごとに日当がかかる場合、過払いになっている債権と残債務が残っている取引が同業者内である場合に、相殺すると残債務が残ってしまう場合でも、過払い利息が返還されたと計算されて成功報酬+残債務の返済+任意整理報酬となるなど(当事務所はこの場合は、過払い返還の成功報酬は頂きません)、その事務所の報酬設定によって実際に支払う報酬額にかなりの差が出てしまうこともあります。

また、事務所によっては、業者ごとに大体何割で和解すると決めている事務所もあるようで、当事務所に依頼される前に法律事務所で相談された方によると、通常当事務所では和解でも元金満額近くで交渉可能な業者相手に、元金の半分ぐらいしか無理と言われて当事務所にご相談に来られた方もいらっしゃいました。

法律事務所や司法書士事務所の方針があるので、ご本人の意向を必ずしも尊重してもらえるとは限りません。

例えば、発生した過払い利息に対する利息も請求できる可能性をご依頼者に説明せずに勝手に妥当な金額で和解してしまうこともあるようです。

逆に、本人は望んでいないのに、訴訟を勧めて強引に取れるだけ取る方針である事務所もあります。

当事務所では、常に様々な可能性を説明し、ご本人の意思を尊重します。

取れる可能性があるなら一円もまけたくないという意向があれば当然最後まで争いますし、ご本人がそこまで望まないのであればその意思も尊重します。

各事務所様々なカラーがあるので、色々な情報を集めて決めて頂くのがよろしいかと思います。

Filed under: 過払い・債務整理日誌 — yurioffice 7:04 PM
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